松ヶ岡開墾場リブランディング事業
シンボル商品を通じたリブライディング
国指定史跡「松ヶ岡開墾場」は、旧庄内藩士によって開拓され、山形県・鶴岡の近代化の礎を築いた場所です。明治に建設された10棟の蚕室のうち5棟が現存し、今も開墾当時の雰囲気をとどめています。
lururuは、その魅力や訴求力を現代に復活させるために、改善・再構築のお手伝いをしました。「松ヶ岡紅茶」と「シルク麦切り」という2つのブランド商品まわりや店舗用ツール開発を担当し、商品をより多くの人にご堪能していただくためのブランディングを行いました。
clients 松ヶ岡開墾場 / released 2021年
lururuの役割
商品を提供する店舗で使用する、お客様を迎える顔となる「のれん」と、働くお母さんたちのエプロンを制作。建物や人を活かすシンプルなデザインとした。
開墾士の子孫たちによる復活プロジェクトから生まれた「松ヶ岡紅茶」の各種ツールを制作。(ロゴ、ラベル、スタイリング、商品パネルなど)
松ヶ岡新名物「シルク入り麦切り」の販促ツールを制作。(宣材写真撮影、メニュー表など)
松ヶ岡で始まる新たな取り組み
旧庄内藩士たちが拓いた緑豊かな大地は今、市民が思いきり遊んで学べる「MATSUGAOKA CRAFT PARK」として親しまれています。イベント・音楽祭・展覧会などが開催され、たくさんのお客様で賑わう中、多くの方が「松ヶ岡紅茶」と「シルク入り麦切り」を楽しみ、そのストーリーを感じていただけること願っています。
シンボルとなる商品の本質を捉え伝えていく今回のプロジェクトを通じ、新たな取り組みの中に確実に受け継がれている松ヶ岡開墾場の開墾スピリットを感じることができました。これからも少しずつ変化を作り出していくお手伝いができれば嬉しく思います。
2022.03
CLIENT
株式会社山形アドビューロ
MEMBER
プロデュース:水井克(山形アドビューロ)
クリエイティブディレクション:和田有紗(lururu,inc)
ディレクター:長谷川千佳(lururu,inc )
デザイナー:高橋美紀(tolnedo)
撮影:布施 果歩(Strobelight)本間 聡美(スタジオハーベスト)