SNS発信・若者視点発掘ワークショップ

令和7年度「若者のアイディアを活かした情報発信事業」の一環として、やまがた広域観光協議会主催で「若者視点発掘ワークショップ」を開催しました。
旅行検討時にSNSや動画検索を活用する若年層が増える一方で、発信側は従来型の視点に偏り、世代間に「情報収集手段」や「響く切り口」の差がありました。動画やSNSの必要性は理解されていても、具体的なコンテンツづくりに落とし込めず、発信効果が限定的となっていたことが課題でした。
そこでlururuは、若者の検索行動や感性を可視化し、観光担当者が「若者に届く発信」の具体的ポイントを理解できる仕組みを提案。観光協会と若者が共に地域の魅力を探り、発信アイデアを共創する場をデザインしました。
lururuの役割

観光PR事業の全体像を整理し、若者視点を取り入れた映像制作プロセスを構築。ワークショップから動画制作・発表会までの流れをデザインしました。

参加者が主体的に意見を出し合えるよう、リサーチ → アイデア創出 → 発表のステップを設計。各地域の観光資源を題材に、実践的な学びが得られる構成にしました。

当日の進行を担い、参加者同士の交流を促しながら意見を引き出し、観光発信に活かせる具体的なアイデアへと導きました。
成果と今後に向けて
成果として、若者ならではの視点(検索キーワード・媒体選び・第一印象など)が地域担当者に新たな気づきをもたらし、「若者目線の検索行動が見えて勉強になった」「すぐに発信に取り入れたい」といった声が観光協会から寄せられました。若者にとっても地域に関わる貴重な経験となり、モチベーション向上につながったほか、その意見や発想は観光動画のアイデアに直結しました。今後は、クリエイター選定から動画制作、広告展開、成果発表会へとつながり、村山地域の魅力を広く発信していく予定です。
主催
やまがた広域観光協議会
MEMBER
プロジェクトデザイン・WS設計:和田有紗、會田悠城
ファシリテーション:會田悠城、黒川遥香、小関優杜